鉄道模型コンテスト 製作の様子(下)
前回は夏休み前あたりまでの製作の様子をお伝えしました。今回は、夏休み中の様子について主に書いていこうと思います。
夏休みは緊急事態宣言下ではありましたが、コンテストに向けた活動は許可されていたので、基本的には活動できるときには毎回活動するようにしました。
ここからは、基本的に3Dプリンターで家をつくって塗装して貼り付けるという作業の繰り返しになります。また、間を見て塗装を極めたり、道を貼り付けたりします。
家の塗装に関しては、すべて違う色で塗り、彩をよくすることを目標にしました。しかしながら、ものけんには絵の具の色が5種類しかありません。そこで、混色することでこれを解決しようとしましたが、結果こんなものが出来上がりました。
よく見ると、紫があると思うと茶色があったり、そう思うと青っぽい塗装があったりと、かなり混沌とした物体と化しています。ちなみに、完成品に使われたのは、ここに塗ってある色の中でも一部のみです。
また、色を見ていると、鉄道車両に見えるものもあります。
さて、家の窓は、鉄道模型の車両ケースや線路のケースについているプラスチックを使用しました。
これを一つ一つ窓の大きさに切って、貼って、窓枠を塗るという作業を10件分ほどする必要があったため、大変でした。(家のみならず、お店やビルなどの分までやったので、実際はもう少し多いです。)ジオラマ製作というのは、このような地道な作業の繰り返しなのです。
今回の模型製作では、時間が少ないという問題がありましたが、コンテスト前最後の活動でなんとか完成しました。また、途中からものけんの3Dプリンターが使えるようになったため、作業の速度はそれでかなり上がりました。
ちなみにこの3Dプリンターですが、使う材料がはじめは金色というとても奇抜な色であったため、印刷したものはとても輝いており、金塊のようになっていました。
なお、時間が少ないとはいっていたものの、家の印刷には時間がかかり、窓貼りの作業も数人でやるような作業ではないため、一部の人は暇な状態でした。そこで、模型で変な編成をつくって置いていました。
さて、こうしてできあがった作品がこちらです。
車などは暫定的に置いてみたものになりますが、ニュータウンの雰囲気が感じられるかと思います。
時間はかなり限られていましたが、それでも今回作品が完成したのは、顧問の先生方をはじめとする多くの方々のご協力があったからだと思います。この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、今回の製作においても、失敗はいくつもありました。来年は、そのような点を生かして、よりよいジオラマをつくろうと思います。
今回の更新は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。