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鉄道レポート(7) 班誌第1号より 日帰りだけじゃない一筆書き乗車

今回も班誌第1号の内容を公開します。今回は、期待の新鋭、現2年生が書いた内容になります。文体の修正が面倒なので、そのままの文章で公開します。

                                       

一筆書き乗車というものを知っているだろうか?これは、A地点からB地点まで最短距離で行っても、大回りで行っても同じ料金になるという大都市近郊区間特有のルールだ。 下の図の場合、新宿から代々木まで赤のルートで行っても青のルートで行っても同じ140円となる。

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図(執筆者が作成したと言っていたから大丈夫なはず)

一筆書き乗車というと、大抵の人は日帰りを想像するだろう。しかし、一筆書き乗車で大阪・京都にも旅行に行くことができるのだ。それがこのルートである。

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図(執筆者が作成したと言っていたから大丈夫なはず)

新宿発着で行きは長野、岐阜周り、帰りは三重、静岡周りとなる。しかし、中には同じ駅発、同じ駅着では改札が通れない。或いは、途中の長野、岐阜、静岡は大都市近郊区間ではないと思う人もいるだろう。このような大回り乗車の場合、以下のようなきっぷを使うのだ。その乗車券は、みどりの窓口で購入することができる都区内~都区内の切符である。このきっぷをよく見ると、7日間有効という文字や、都区市内各駅下車前途無効といった文字が見られる。これらの意味は、7日間この切符を使い続けられるということ、券面に表示された都区市内(この切符では都区内)以外であれば、何回でも途中下車可能だということだ。

つまり、この切符で同じ駅を通らなければ、7日間かけて大阪、京都を回れること、また名古屋や熱海、甲府でも途中下車できることになるという大変お得な切符なのだ。

 

この切符を駆使すれば、青春18きっぷなどよりも安く、また特急券さえ買えば特急列車や新幹線にも乗れるので、ぜひ大回り乗車を使って旅行に行ってみたいと思う。

参考文献 King-blog-smile

     旅のいろは

                                       

いかがでしたでしょうか。管理人は、こういった乗車券の存在自体は知っていましたが、青春18きっぷよりも安く旅行できることは知りませんでした。特に、新幹線や特急に乗車するのに必要となるものが、特急券や新幹線特急券だけというのが嬉しいところです。(青春18きっぷだと乗車券も別途で必要)有効期限も7日間あるそうなので、新幹線などを駆使すれば観光の時間もとれそうです。個人的には、このきっぷを手にしたら、京都や大阪以外に名古屋や木曽路なども回ってみたいです。

ここでお知らせです。班誌第1号には、6本のレポートが入っておりますが、うち1本は、写真の置き換えが大変になるので、公開までに時間がかかります。残りの2本は、掲載の許可を得るのに時間がかかります。そのため、少々間が空くことをご了承ください。

それでは、今回の更新は以上となります。次回は、しばらく間があく予定です。(考査のため。)最後までお読みいただきありがとうございました。